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スマホ昔話 第4回 「iPhone4」

日本製の魑魅魍魎マシンが跋扈する。

日本スマホ黎明期の「大妖怪時代」にあって、

その存在はまるで「太陽」・・・アップル贔屓の妄言?

いや、あの時代にはコレしかまともなスマホしてなかったですね。

今回は「iPhone4」でございます。

最初に出したスマートフォンは大概失敗する・・・のですが!

このiPhoneはイノベーダーで、スーパーわがままで、技術者に全く容赦しない

「スティーブ・ジョブズ氏」のアップルコンピューターが

「Mac」製造で得たノウハウで作り出した「iOS」を

「iPod」などのポータブル音楽プレーヤーの製造ノウハウで作ったハード搭載。

ソフト・ハードともに自社開発、そんな「初代iPhone」をアメリカで発売。

その後3G回線を利用可能でアプリを追加購入できる「iPhone3G

3Gを強化した「iPhone3GS

そして今回の[iPhone4]は正しく4代目のアップル製スマートフォンなわけです。

(国産メーカーが始めてのタイミングに既に4代目・・・ノウハウが有った)

マシンは現代スマートフォンのスタイルを先取る、

金属製フレーム」にバッテリー・基板を搭載し、

ガラスパネル・ディスプレイ」でサンドイッチ。

タフアンド・ラグジュアリーなデザイン

性能面も抜群で、もたつかないCPU、

滑らかなタッチセンサー・しっかりもつバッテリー

周りが酷かったのもありますけど、

ほんとにこれ以外スマートフォンして無いなぁ・・・

ってぐらい「完璧にスマートフォン

手にすれば、まるで時空のひずみから滑り落ちてきた未来の産物か?

って塩梅でした

こんなアップル製品にはこんな逸話が有って・・・

ジョブズ氏は部下が作ってきた試作品を一瞥したのち

金魚鉢に投入!!出てきた気泡を見るや、

「空間がある!!ここをつぶして更にコンパクト&高性能化しろ!!」

とのたまったとか・・・コレ・・・嘘話らしいです。

まぁ革新的マシンってわがまま人間のムチャを皆で必死に背伸びしないと

作れないんだろうなぁ・・・

さてこんなiPhone4ですが

弱点もあった使ってると「電源ボタン」「ホームボタン」が効かなくなる。

持ち方によってはアンテナレベルが下がる「ジョブズ持ち」推奨。

まぁコレはあれですが当時「ソフトバンク」でしか販売してなかった。

当時は「ドコモ」がアンテナクオリティ絶対王者で

後発の「ソフトバンク」はいろいろあってアンテナが弱かった。

参入したのは6sからなので、当時のドコモじゃ当然売ってない、

この時代「ドコモでiPhone4」使ってる人は、

カナダ・シンガポールなど海外で購入した高額な「SIMフリーiPhone」を輸入し、

(今みたいに家電量販店・アップルストアに「SIMフリー」なんて売ってない)

割高で制限の多いドコモデータ通信契約をし

(今みたいにスマホ契約のSIMを入れればOKじゃない)

壊れたら、とらぶっても誰も助けてくれない状態で使う。

iPhone4をドコモ回線で使用されている方は

かなり知ってる・覚悟ある・出来る人だったのです。

話が長くなりましたね。

早速分解していきましょう。

初代iPhone3Gシリーズ、そしてiPhone5~8までとは

違いiPhone4リアパネルからの分解となります。

SIMスロットを抜き取り、

いつもの星ネジ2本を取り外し(星ネジが採用されたのはiPhone4から)

リアパネルを上にスライドさせると簡単にリアパネル分解可能。

バッテリーはネジ1本を取り、

コネクターを外し、

バッテリー裏の粘着テープを剥がします。

(バッテリーは決して傷つけないようにしましょう。爆発します・・・本当です)

次は右上のバイブレーターをネジ2本で取り外し、

基板のネジを取り外し、上部の金属プレートを剥がして、

ディスプレイ、タッチセンサー、ボタン関係、インカメラのコネクタを外し

(水没チェックシール下にネジあります)

下部のドックから伸びる大きめのコネクタを取り、

スピーカーパーツから伸びたアンテナケーブルを外します。

基板の取り外しは上の引っかかりを意識して、左から右へ取り外します。

大きめの2本のネジで止まった下部スピーカーを取り除き、

ドックパーツにある「ラッチ」からホームボタンフレックスケーブルを外して、

四隅の小さなネジを外して、両サイドの大きめのヒラネジは

緩める程度でOK(コレコツ)

ディスプレイはネジと両面テープで固定されているので、

暖めて粘着面をやわらかくして、液晶・タッチケーブルが上に2本あることを意識し、

剥がして、大まかな分解は完了します。

いや~、懐かしい、このマシンは当店で修理開始したマシンで、

当時なんて他に修理店なかったんで、とんでもない回数分解しましたからね。

今見て思いますが、現行のiPhoneシリーズもレイアウト的には

iPhone4の時代に完成していたのだなぁと

で結局iPhone4のあたりに「ジョブズ氏」は亡くなられました。

生きていたら・・・だなんて考えるのは野暮ですが、

氏のプロデュースした「iPhone8」ってどんなマシンだったんだろ?

・・・こだわりと納期の折り合いが付かず、

またアップルに追い出されたりして・・・

さて今回はコレまで!次回は・・・平成29年中に

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